赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(15) 
友だちをつくる

2016.01.12

ミキハウス編集部

つき合いの中で気をつけたいこと

「実は、ママ友との関係で嫌な思いをしたこともあります」と話を聞かせてくれた先輩ママもいました。

「本当に些細なことなのですが、私のメールの返信が遅かったことが原因のようです。4~5人のグループで仲がよかったのですが、その後、私だけ誘われないようなことが続いて、だんだん疎遠になりました。しばらくして引っ越したので、もう会うこともありませんが、あのときはちょっと落ちこみました」(30代ママ)

残念な経験でしたね。けれど、価値観の違う人はどこにでもいるので仕方がないこと。ライフスタイル、家族構成、生活時間や休日の過ごし方、しつけについての考え方など、いろいろな相違点があるのも当然です。相手に価値観が受け入れてもらえない、自分が相手の考えが理解できないなどというときは、気持ちを切り替えて、新たな友だちづくりへ目を向けたほうがいいでしょう。

ママ友とはお互いの事情を尊重して無理のない関係を心がけたいもの。気持ちよくつき合うために、以下のようなことに気をつけましょう。

(1)無理をしない

いちばんに優先するのは「家族との時間」と決めているという先輩ママからこんなアドバイスをいただきました。

「相手の都合に合わせて無理したり、パパとの時間を削るようなつき合いは長続きしないのではないでしょうか。生活のペースを乱さずに気持ちよくつき合える友達がいいですね。誰でもいつか同じような考えの気の合うママ友ができると思います」(30代ママ)

(2)それぞれの子どもの個性を尊重して

大人にも個性があるように、子どもは一人ひとり成長や発達の速さも度合いも違います。ママ友とのつき合いを通して、そんな当たり前のことに気づかされたと話してくれた先輩ママもいます。

「うちの子は体が小さいとか、これができないとか、ちゃんと成長しているか心配でつい比べがちでしたが、大きくなると差がなくなったり、個性として光るものになったりするんですね。成長段階にある子どもたちを比べるのは無意味なことと思い知りました」(40代ママ)

(3)写真やSNSの扱いには気をつけて

わが子が楽しそうに遊んでいる姿はほほえましく、つい写真を撮りたくなります。でもよその子が近くにいるときは「写真を撮ってもいい?」とその子のママ、パパに断りましょう。写真を撮ったら「送りましょうか」と尋ねると、おつき合いのきっかけになるかもしれません。

よその子どもやパパ、ママが写った写真をSNSにアップしたければ、きちんと許可をもらってからというのは言うまでもありませんね。

同じような子どもをもつママ、パパだからこそ分かり合えることがあり、助け合えることもあります。子どもたちの成長を一緒に見守る子育ての仲間となり、家族ぐるみで長いつき合いを続ける人たちもいます。

「素敵なママ友が見つかるといいな」くらいの気軽な気持ちで、まずは公園や児童館で隣のママに話しかけてみませんか?

この記事をシェアする

  • Facebook
  • X
  • LINE

おすすめの記事を見る

記事を探す

カテゴリから探す

キーワードから探す

妊娠期/月齢・年齢から探す