赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(11) 
生活リズムをつくる

2015.12.07

ミキハウス編集部

昼夜の区別なく数時間おきに眠ったり、おっぱいやミルクを飲んだりを繰り返す赤ちゃん。成長するにつれて、朝起きて、昼間に活動し、夜は眠るという大人の生活リズムに少しずつ近づいていきます。赤ちゃんがすこやかに成長していくために、生活リズムを身につけていくことはとても大切なことです。

赤ちゃんの生活リズムを整えるために、ママ、パパができることを見ていきましょう。

 

子どもの成長に大切な「生体リズム」

人は太古の昔から、朝になると太陽の光を浴びて目を覚まし、暗くなったら眠るという生活を続けてきました。これは長い時間をかけて人間がつくりあげた「生体リズム」と呼ばれるものです。

夜眠っている間に細胞の新陳代謝を促す睡眠ホルモンや成長ホルモンが分泌され、とくに成長期にある赤ちゃんや子どもは、その活動が活発です。生活リズムが定まらないと生体リズムが乱れるので、これらのホルモンの分泌が悪くなり、赤ちゃんや子どもの心身の成長に問題が起こりやすいといわれています。

赤ちゃんが元気ですくすく育つように、乳児期から生活リズムを整えて、早寝早起きを習慣にしたいものです。

 

生後2か月ごろまでは赤ちゃんのペースで

生後2か月ごろまでの赤ちゃんには、昼夜の区別はありません。ほとんどの時間を眠って過ごし、だいたい2~3時間おきに目を覚まし、おっぱいやミルクを飲んでまた眠るということを繰り返します。

産後のママはゆっくり眠ることができず大変ですが、赤ちゃんが新しい環境に慣れるために必要な期間と考えて、赤ちゃんのペースにあわせて世話をしてあげましょう。

この時期でも生活リズムを整えるための準備として、朝はカーテンを開けて部屋に太陽の光を入れ、夜は明かりを落とした静かな場所で過ごすということは始めておきたいものです。

次のページ 生後3~4か月になったら“朝の合図”を始めましょう

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