お出かけが楽になるパートナー
「抱っこひも&ベビーカー」の選び方

ミキハウス編集部

ベビーカーは「誰が」「どんなところで」使うのかをいちばんに考えて

■助産師・田中淑恵さんからのアドバイス

“ベビーカーデビュー”は早くて1か月から。首が座っていないお子さんだと、バギータイプのものは使えないので、フラットに寝かせるタイプのものを使う必要があります。

日本では財団法人「製品安全協会」が定めた基準をクリアしたベビーカーをA型、B型と分類してきました。

簡単に説明すると、A型は生後1か月から使えるものがあり、リクライニングが深いもの。お母さんと赤ちゃんが対面するタイプのものが多く、B型より大きめで重量はありますが、安定性にすぐれています。

B型は、一人で座ることができるようになる生後7か月頃から使用できるものが主流です。そのため、リクライニングは浅く、A型よりコンパクト。主に背面タイプのみです。

最近は、A型とB型の兼用タイプも多くなり、また、赤ちゃんが小さい間は、ベビーカーにチャイルドシートを取りつけて使えるものもでてきています。

双子や年子のお子さんを持つご家庭では、2人乗りのベビーカーも。横並びのほか、縦に並んでいるものも。2つのシートが上下に配置されていて、私が聞いたお母さんは北欧製だと言っていました。

ベビーカーを選ぶときは、お出かけのときに「たいていパパが一緒なのか」「ママが一人で使うときが多いのか」を考えたほうがいいです。夫婦で使うことが前提なら、たためないタイプで多少重量があっても、居住性や安定性にすぐれているものが選べますね。でも、ママが一人で使うことを考えるなら、片手でパッと開いたり閉じたりできて、ベビーカーが自立するタイプのほうが便利。どんなシーンで使うかをまずイメージしましょう。

ベビーカーは車に似ているというか、ベビー用品の中ではメカっぽいものなので、購入するときにパパの意見が強くなることも多いようです。ただ、せっかくかっこいいベビーカーを買っても、使うママが困るということでは残念ですね。いつもお買い物するスーパーだとレジが通れないとか、都会だと住んでいる場所の歩道が狭くて曲がりづらいということもあるので、実際に使う人の身になって選ぶといいでしょう

 

次のページ パパ、ママの使い勝手 プラス、そして何より“赤ちゃんの乗り心地”で選びたい

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