2005年に国民が仕事と子育てを両立させ、少子化の流れを変えることを目的として「次世代育成支援対策推進法」という法律が制定されました。この法律は、保育施設の整備やワークライフバランスへの取り組みなど一定の基準を満たした企業を国が「子育てサポート企業」として認定するもの。2014年12月末現在で、2,031社が認定を受けています。その証が「くるみんマーク」です。2015年4月1日から同マークは2種類に。とくに従業員の子育て支援が進んでいる企業には、新しく「プラチナくるみんマーク」が与えられることになりました。
このような取り組みを国が行うことで、企業が変わり、社会全体が変わる。子育てと仕事の両立を応援する体制をつくることで、少子化問題解決を目指しているのです。
合計特殊出生率が上昇し、理想の出生数と実際の出生数が等しくなる世の中へ。そんな未来は、女性の生き方だけではなく、パートナーである男性の生き方にもよい影響を及ぼすものと言えるでしょう。
【引用元】
・合計特殊出生率について―厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai13/dl/tfr.pdf
・平成25年人口動態統計月報年計(概数)の概況―厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai13/
・少子化に歯止めがかかったのか―みずほリサーチ2009年8月
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/research/r090801children.pdf
・次世代育成支援対策推進法―厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/jisedai-suisinhou-gaiyou.html