おすわりができるようになった赤ちゃんは、腹ばいの姿勢からおなかをつけたまま、ずりばいで前や後に移動するようになります。だいたい8か月ぐらいで四つんばいになって手と足を交互に動かすハイハイができるようになります。どこにでもはっていくので、お部屋の隅など目の届きにくい場所もお掃除しておきましょう。
ハイハイを始めた赤ちゃんはママ、パパの後追いをしたり、おもちゃを見つけて取りに行ったりと自由に動き回ります。また好奇心がますます旺盛になり、何でも触りたがるようになります。手先も器用になって、小さなつまみを握って扉を開けようとするなどの行動も見られます。
活発に動き回る赤ちゃんにママ、パパは振り回される毎日です。
「ハイハイで階段を上がれるとは思わなかったので、階段の途中にいる姿を見つけたときはびっくりしました。すぐに階段の上り口に突っ張り棒式のベビーゲートを設置しました」(30代パパ)
「何か見つけるとハイハイでまっしぐらに突き進むので、よく家具に頭をぶつけました。ちょうど目の高さにあるコンセントも触りたがったので、家中のコンセントにカバーをつけました」(30代ママ)
「ちょっと目を離したすきにゴミ箱をひっくり返して捨ててあったビニール袋で遊んでいました。蓋つきのゴミ箱にしていましたが、倒れた拍子に中身がこぼれたようです。今、ゴミ箱は棚の上に置いています」(20代ママ)
家中を移動できるようになった赤ちゃんには、転落、誤飲、ドアで指を挟むなどの事故も起こりがちです。
床の上には何も置かない、引き出しや扉は赤ちゃんが開けられないようにストッパーやロックを使うといった対策は欠かせません。角のあるタンスやテーブルには頭をぶつけてもケガをしないようにコーナーガードを貼るのもおすすめです。階段など段差のあるところやキッチンなど入ってしまうとあぶない場所にはベビーゲートをつけましょう。
お座りができるようになった時期にベビーチェアやハイチェアを使い始めた赤ちゃんは、ベルトや座面を成長した体に合わせて再調整する時期。いつか大きくなるからと余裕を持たせすぎるとすり抜けて転落する恐れもあります。こまめに調整していつもぴったりのサイズでお座りさせてあげてください。
また、べビーベッドもそろそろ見直しが必要。生まれたばかりの頃は約50㎝だった赤ちゃんの身長は、生後10か月で65~75㎝。7か月ごろから柵につかまったり、足をかけたりする赤ちゃんもいます。転倒防止のために、赤ちゃんの成長に合わせてベッドの床面の高さを下げるようにしましょう。