おすわりができるようになる生後5~6か月ぐらいから離乳食を始めるのが一般的ですが、この時期は腸が発達して便をためておけるようになり、ウンチの回数が減ってきます。でも、筋肉が発達途上にあるので、上手にいきむことができず、ウンチが出にくくなることも。
また離乳食を始めたとたんに便秘になる赤ちゃんもいるようです。これは離乳食を食べるようになっておっぱいや粉ミルクの量が減り、水分が不足することに加えて、腸の中の環境が変わることが原因といわれています。
母乳や粉ミルク、白湯、薄めた果汁などを十分に与えて水分を補給してあげるのも大切です。乳酸菌を多く含むヨーグルトも便秘解消に役立ちます。
赤ちゃんの便秘対策として、先輩ママ、パパの意見を聞きました。
「小さい体で便秘に苦しむ姿は本当にかわいそう。麦茶や白湯で水分を補うようにして、便秘気味かなと思ったらオリゴ糖などを白湯で溶いて与えています」(20代ママ)
「みかんの果汁を薄めたものは、食物繊維や糖分が含まれていて便秘解消に効果がありました。ただ離乳食が進まなくなってしまうので、与えすぎには気をつけました」(40代ママ)
繊維質の多いサツマイモ、海藻、リンゴや柑橘系の果物を潰したり、すりおろしたりして食べさせてあげるといいようです。離乳食はウンチの様子を見ながら、無理のないように進めていきましょう。