赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(12) 
赤ちゃんの便秘対策

2015.12.14

ミキハウス編集部

授乳期の特徴と対策

生後4週間までの新生児のウンチはゆるくて水っぽく、授乳などの刺激を受けると反射的に出ることが多いもの。このころは1日に7~8回する子も珍しくありません。生後2か月ごろになると、1日に7~8回の子もいれば、2日に1回の子もいるといった具合に個人差が出てきます。

これは、消化器官の発達過程がそれぞれの赤ちゃんによって違うから。栄養の吸収がよくなって便の回数が減ったり、排便パターンが変わったりするので、便秘を心配するママ、パパも多いようですが、機嫌がよく元気で、体重が増えているならとくに問題はないでしょう。

しかし、体重が増えなくてウンチの回数が減っている場合は要注意。おっぱいやミルクの量が不足しているために便秘になったことが考えられます。とくに母乳の場合はどれだけ飲んでいるかわからないので、母乳が足りていない場合も。「赤ちゃんの体重が順調に増えない」「30分以上も吸っていて、乳首を離すのを嫌がる」「授乳後すぐにおっぱいを欲しがる」「おしっこが十分に出ていない」といったことがあるようなら、母乳不足の可能性も。母乳を与える回数を増やしたり、粉ミルクを足したりすれば、便秘の症状がおさまることもあります。

粉ミルクだけで育てている赤ちゃんは便秘になりやすい傾向があると言われています。ミルクを与えていて赤ちゃんが便秘になった経験のママからは、「ママ友に教えてもらって粉ミルクの種類を変えてみたら、あっさり解消しました。市販の粉ミルクには乳糖が多いもの、オリゴ糖が多いものとそれぞれ特徴があるので、自分の子に合うものを見つけるといいですよ」(30代ママ)という意見も。また、粉ミルクの与えすぎが原因で必要以上のカルシウムが赤ちゃんの腸に入り、便秘になってしまうこともあるようです。月齢に合った量の粉ミルクにしましょう。

ウンチをするときに顔を真っ赤にしていきむ赤ちゃんもいます。硬くて出にくいのであれば便秘かもしれませんが、軟らかいウンチなら、いきみは発達段階にある赤ちゃんの生理的なしぐさ。心配しなくても大丈夫です。

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