
それでは赤ちゃんの月齢ごとに、成長に合わせたコーディネートを堀内さんのお話をもとにまとめました。
【0~3か月】
「ねんね期は、短肌着+コンビ肌着+ツーウェイオール+胴着(ベスト)が基本ですよ」

この時期のベビー服と言えば、ツーウェイオール。新生児期から生後3か月くらいまでは、体温調節機能が未発達なので、汗をよくかきますので、ツーウェイオールの下には必ず肌着を着せてあげることが大切です。汗取りのための短肌着を着せ、その上に保温のためのコンビ肌着を着せてあげましょう。

日中の気温が15度ぐらいに下がる頃には “羽織りもの”が必要になります。特に家の中では紐付きで脱ぎ着が簡単な胴着が非常に便利。肩とお腹を冷やさないので安心です。お出かけの時にはママバッグに簡単に羽織れるベストを入れておくとよいでしょう。
【4~6か月】
「おすわりができるようになってからは、肌着+カバーオール+ベスト(カーディガン)が正解です」

かなり動きが活発になる時期になると、薄い素材の長袖カバーオールがオススメ。足をバタバタさせても、おすわりしても足先が隠れず動きやすい丈がベストです。また、ママ・パパも縦に抱くことが多くなるので、肌着はお腹が出ない半袖のボディシャツを。
運動量が増えてくるこの時期の赤ちゃんは暑がりで汗っかき。足先を出しておくことは体の熱を逃がして体温調節がしやすいという利点もあります。足先が寒そうなら靴下を履かせてあげましょう。

お出かけの時にはカーディガンが一枚あると便利です。またベビーカーの赤ちゃんを温かく包み込むポンチョが活躍してくれると思いますよ。
【7~9か月】
「運動量が増える時期。肌着+カバーオール+ベスト(カーディガン)または、肌着+ボディシャツ+ボトム+ベスト(カーディガン)がおすすめですよ」

ハイハイやずりばいで自由自在に動き回るようになり、体つきも一段としっかりしてくるこの時期の赤ちゃんですが、まだ抱っこが多いので、お腹がつながっているタイプと、保育園用にはセパレートタイプのお洋服の両方をご用意されるといいですね。
つなぎタイプのカバーオールの下には、タンクトップやTシャツタイプの肌着をきせてあげてください。一方、セパレートタイプの場合、トップスにボディシャツを選ぶ場合は、肌着はTシャツタイプでOKですが、トップスにTシャツを選ぶときは、肌着はロンパース肌着にして、お腹がはだけてしまわないようにしてあげてくださいね。
上に着るボディシャツやTシャツは気温に合わせて、半袖、薄手の長袖、長袖と変えていけばいいでしょう。赤ちゃんの動きに対応できる伸びのある素材が望ましいですね。

【10〜12か月】
「たっちを始めてからは、幼児期と同じように半袖の肌着+シャツ+ボトム+ベスト(カーディガン)やおなかのつながったロンパースがいいです」

つかまり立ちから伝い歩き、そしてあんよを始めると、“赤ちゃん服”から卒業です。肌着は半袖のボディシャツで、Tシャツを着て、ボトムにはズボンやレギンスやオーバーオールやジャンパースカートなどもいいですね。

この月齢になると、全身を使って遊ぶようになるので、とにかく動きやすい服装を。腕まわりがモコモコしない上着なら、赤ちゃんも快適でしょう。またロンパースは動いてもおなかが出ないので安心。股下ボタンでおむつ替えのとき容易なのもいいですね。
いかがでしたでしょうか。これから赤ちゃんのために秋服を選ぶママ・パパは、是非堀内さんのアドバイスを参考にしてくださいね。それでは素敵な季節をお楽しみください。